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横振り職人

装飾技術の担い手

横振り刺繍とは?

  • 刺繍の歴史 - 日本の刺繍は技術力、表現力ともに卓越したものがあり、歴史に残された数多くの刺繍からも衣装の華やかさやそこに描かれる花や自然の美しさを感じることができます。日本の刺繍の歴史は古く、正倉院の宝物の中にはすでに刺繍が施されている物が存在しており、安土桃山時代になると華やかな衣装にも刺繍が施され、次第に衣装や小物など様々な場面で刺繍が施されるようになりました。19世紀になるとヨーロッパでミシンが発明され、日本には江戸時代にペリーが黒船で来航した際に、将軍家へのお土産として持ち運ばれました。明治時代になるとミシンが多く使われるようになりましたが、当時は足踏み式や手回し式のものが多く使われ、直線縫いしかできませんでした。また、その頃には布地も量産によって価格も安くなり、さらに技術の進歩により糸も色も豊富になりましたので、一気に庶民の間で刺繍が普及していきました。そして今では、刺繍は人々の生活に欠かせない存在になっているのです。
  • 横振り刺繍の広がり - 横振り刺繍とはミシンを使って行う刺繍で、職人の手で直接生地に柄を刺繍する日本独自の技法です。ミシンの針の部分が左右に振れながら縫っていくため、横振り刺繍と呼ばれるようになりました。手振り刺繍とも呼ばれています。横振り刺繍は、足元のペダルを踏み込む強さによってミシンの早さを調節しながら右膝のあたりについているレバーを膝で横に押すことで振り幅の調整をします。さらに、生地を指で押さえながら縦横に動かすことで刺繍の柄を作っていきます。これを同時に行っている訳ですから、長年にわたり培った経験が必要になります。つまり職人芸です。横振り刺繍は和装おいて用いられることが多いですが、少数のロットの柄や名前などの一点物を縫うときには横振りで縫い上げることがあります。また、手で直に縫うのでパンチカードといわれる型を作らずに縫えるといった利点もあります。ですから、刺繍加工においては試作サンプルなどで横振り刺繍がよく使われています。 こうして、横振り刺繍は一時代を築いていくのです。

横振り刺繍で出来ること

職人からのメッセージ

今行っている仕事

主な仕事は、お客様から依頼があったサンプルを作成することです。サンプル作成とは、営業の方がお客様に提案して気に入ってもらえたデザインを現物にすることをいい、量産体制に入る前に行う大事な確認作業です。少しでも営業の方のお役に立てればと思いながらやっています。その他では、細かな修正を行う時も横振りミシンで行います。例えば、加工の際には時に間違いや細かな修正を要する場合もあります。コードチェーンなど機械ミシンでは入れない刺繍も、横振り刺繍で行います。1点ものには横振り刺繍が良いですね。たいていの刺繍はできますよ。言ってくれれば、型がなくてもすぐにできます。刺繍が複雑であればあるほど、職人魂に火が付きますね。

Mobirise

横振り職人を目指した理由

もともとは横振り職人を目指していた訳ではなかったんです。最初に入った会社で横振り刺繍を任されたのがきっかけです。始めは「私に出来るのかしら?」と不安でいっぱいでした。先輩の作業姿を 見て学び、自分でも勉強して、ようやく簡単な刺繍から任されるようになり、少しずつ仕事の幅が広がっていったのです。10年前にパリス刺繍に入社して、本格的に横振り刺繍を行うようになりました。第一印象は明るくて若くて元気の良い会社だなと。皆が頑張って外回りして取ってきた仕事ですから、どんな依頼でも応えようと必死でしたね。細かい作業が好きなこともあって、毎日夢中でした。それが結果的に、何でもできるような技術を身に付けたんでしょう。気が付いたら「横振り職人」と社内で呼ばれていました。

これからの夢

孫ができたので、孫の幼稚園バックに名前を入れてあげたいですね。その日が来るのが待ち遠しいです。その為には、もっともっと腕を磨かなきゃいけないですね。ある程度の刺繍はできるようになりましたが、もっと極めたいという意識は常にあります。綺麗な見栄えに仕上げるだけでなく、“この人にしか表現できない刺繍”が身に付けば嬉しいですね。

これまでを振り返ってみて思うのは、腕を磨く為にはやっぱり数をこなすしかないと思います。とにかくやり続けること。だからこそ、知識や経験がなくなって、やればやるだけ上達するものだと思います。私も、最初は未経験者でしたからね。パリス刺繍の横振り刺繍に興味が湧いてきた方は、ぜひご連絡ください。一緒に、オンリーワンの横振り刺繍を目指しましょう!

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